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妊婦さんが下痢をしやすい理由は?注意したい症状・予防対策を紹介

プレママスタイル

体に変化が出やすい妊婦さんは、ときに下痢の症状に見舞われることがあります。普段の症状とは違うこともあり、驚いてしまいますよね。

「これって何かの病気?」「赤ちゃんに影響はない?」と心配するのもムリはないと思います。

今回は、そんな妊婦さんに向けて下痢になりやすい理由、関連症状についてまとめました。妊婦さんの下痢には、いくつかの原因が考えられます。日常生活でできる予防方法も紹介していくので参考にしてみてください。

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妊娠するとなぜ下痢気味になるの?

「下痢が続くと何かの病気が隠れているの?」と心配になりますよね。

妊娠中は、体のホルモンバランスが大きく変化します。
赤ちゃんが成長するために必要な変化ではあるものの、その過程で腸が冷えやすくなり下痢につながるのです。

下痢自体は、赤ちゃんに悪い影響はないと言われています。ただの下痢なら、あまり気にしすぎずにおおらかな気持ちでいましょう。

妊娠中に下痢が起こりやすい理由は、ほかにもあります。以下で簡単にまとめてみました。

サプリメント・抗生物質を飲んでいる

妊婦さんの栄養を補うために、サプリメントを処方してもらったり、自分で購入して飲んだりする方もおられると思います。

妊娠中に推奨されている鉄剤を飲むと、体調を崩して下痢になる方も見受けられます。貧血対策を兼ねて飲んでいる方は、医師に相談しながら調整するとよいかもしれません。

治療で抗生物質の薬を飲んでいる人もいるでしょう
抗生物質の薬には、腸に副作用を与えてしまうことがあるため、結果として下痢を引き起こすのです。

体と心にストレスを感じている

妊娠中は体に大きな負担がかかるため、心のストレスを感じてしまう人も多いのです。

腸はメンタル面や体調の変化で影響を受けやすい場所です。
ストレスによる血流不足などを受け、おなかが下りやすくなります。
あなたも何か緊張するときに、胃や腸が苦しくなった経験はないでしょうか?

感染症の疑いがある

食材や外出を通して、細菌やウイルスに感染した場合も下痢を起こすことがあります。
体の外へ異物を排出しようとする働きにより、下痢の症状が起こるからです。
特に、発熱を伴う下痢はすぐに医療機関で診察を受けましょう。

たとえば、カンピロバクターやサルモネラ、ウェルシュ菌など、低温調理や作り置きの料理で増えやすい細菌も多くいます。

下痢は体の機能がうまく働いている証拠とも言えますが、放っておくと赤ちゃんや母体に影響が出る可能性も考えられるので注意が必要です。

妊婦さんの下痢とともに注意したい変化は?

ホルモンバランスが変化して体と心の状態が変化しやすい妊婦さんは、さまざまな症状が出てくることもあります。

下痢と合わせて異変を感じるときは、なるべく早めに病院へ訪れるようにしましょう。
以下では、妊娠中に気を配りたい体調の変化をピックアップしました。

吐いてしまう

下痢と一緒に嘔吐の症状があるときは、細菌やウイルスに感染している可能性が考えられます。
体から異物を出そうとした結果、嘔吐が起こりやすくなるのです。

妊娠中は、つわりで吐いてしまうこともありますが、下痢の症状と吐き気が長引く場合は医師に相談しましょう。
妊娠中は抵抗力が弱まると言われているため、自己判断して放置しないようにしてみてください。

熱が続いている

妊娠中は通常より体温が上がりやすい傾向がありますが、倦怠感や熱が続く場合は念のため病院に訪れてみてください。

下痢とともに37.5度以上の高熱が続く場合、感染症から発熱していることもあるからです。
赤ちゃんの体に影響が出ないためにも、高熱が続くときは注意しましょう。

妊婦さんが下痢の予防に日常で意識したいポイント・対策

妊娠中の下痢は、比較的起こりやすい症状のため、ある程度は気にしなくても大丈夫です。

ただ、下痢が続くと体と心に負担がかかってしまうので、できる限り避けたいところですよね。

以下では、妊婦さんが下痢の予防対策にできるポイントを解説しました。ぜひ気軽な気持ちで取り入れてみてください。

お腹・腰まわりを温める

腰からお腹周りを温めるハラマキを活用すれば、体の内側からぬくもりやすくなります。
とくに季節の変わり目の春、秋頃、寒い時期が続く冬は、厚手のデニールタイツや靴下を身につけましょう。

家の中ではこたつに入って体を温めたり、カイロを使って足先や腰回りを温めたりする方法もあります。

腸は第二の脳とも呼ばれているため、日頃から腸の調子を整えておくことも大切です。
体の免疫力に関わる腸内細菌は、免疫力を整える働きをしてくれるので、内臓を温めて機能を維持していきましょう。

食材はしっかり火を通す

妊娠中は、生ものを食べることはなるべく控えましょう。食材や加工食品から細菌やウイルスを体に入れてしまう可能性があるからです。

感染症を予防するための対策としては、しっかりと火を通してから食べるのがおすすめ◎
お湯で長めに沸騰させたり、しっかりと焼き目をつけたりして加熱しましょう。

妊婦さんが避けたい食べ物には、お刺身、生のスモークサーモン、ローストビーフや加熱していないチーズなどがあげられます。
また、下痢が続くときは、とくに味の濃い食べ物や油の多いものを控えるようにしましょう。

腸にやさしい食事で一石二鳥です。
火の通りを十分に確認しながら、食事の工夫を心がけましょう。

水分摂取を意識する

下痢が起こると体の水分が不足しがちになるため、こまめな水分補給をしましょう。
脱水症状が起こるとふらついてしまうこともあるので、定期的に水を飲むのを習慣にしていきます。

体を冷やさないためには、ぬるま湯や沸騰して冷ましたお湯がおすすめです。冷たい飲み物にするときは、なるべく常温のものを選びましょう。

起床後に歯磨きを済ませてから白湯をコップ一杯飲む方法もいいですね。
朝に白湯を飲むと内臓を温めてくれるため、腸の活動を整えてくれて対策につながります。

おかしいと感じるときは病院へ

体調に異変を感じるときは、自己判断をせず医療機関で診察を受けましょう。産科の主治医に相談することもおすすめです。

お腹の赤ちゃんとママの両方をサポートするためにも大切な判断です。ストレスや心配を減らせるので、ぜひ足を運んでみてください。

下痢は我慢せず早めにケアしましょう!

妊婦さんは、体や心に大きな負荷がかかってしまい、いつもの体調を維持できないときもあるかと思います。

飲んでいるサプリメントや薬の影響、心身のストレスや感染症でも下痢の症状が出ることもあるでしょう。

日常生活で取り組める方法をできる範囲で試しながら、体の調子を整えるサポートをしてみてください。

自分ひとりで判断できないときは、医療機関を頼って相談してくださいね!

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