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「陣痛アプリ」は実際に使える?

プレママスタイル

スマホを駆使することが今では常識となりました。妊娠経過管理アプリなど、妊娠中の女性にとって便利なアプリがたくさんあるので、これらを利用している人も多いのではないでしょうか。そのなかのひとつ「陣痛アプリ」は、結局使わなかったという声も。この記事では、「陣痛アプリ」のリスクや使えるアプリなのかについてまとめました。

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はじめに

この記事は特定の陣痛管理アプリに関して性能や効果を否定するものではありません。
自らの出産の際に「陣痛アプリに依存すること」について、注意喚起を促す記事です。母体や赤ちゃんの安全や健康のために気を付けてほしいことをまとめています。

この記事に関して、更新時に最新の情報を提供しています。

陣痛アプリとは?

陣痛アプリとは、陣痛の間隔などを管理し病院へ行くタイミングなどを案内してくれるものです。妊娠全期間を通じて利用できるものや、陣痛の管理だけを専門に扱うものなど、その種類は多岐にわたります。

ほぼ無料で使えるものがほとんど

月額利用料が発生するものや、機能拡張のための課金があるアプリも存在しますが、ほとんどの陣痛アプリはダウンロード後無料で利用できます。
気軽に使い始められるものが多いので、妊娠中期~後期に差し掛かった女性は情報収集をしていることもあるでしょう。

どんな機能がある?

アプリによってそれぞれに特色がありますが、

・陣痛がどれだけ続いたか時間を計測する機能(陣痛時計)
・胎児ちゃんがどれだけ胎動したか(胎動カウンター)
・前回の陣痛からどれだけ時間が経過したかを知らせる機能

などが実装されています。このほか、連絡先を登録できる機能や家族のスマホなどと情報共有できる機能、コラムなどが閲覧できる機能などを実装しているアプリもあります。

どんな人におすすめ?

何度も出産を経験した人でも、陣痛がいつ到来するかわかりません。また、母親教室などで陣痛のタイミングについて来院のタイミングを教えてもらっても「痛いものは痛い、どうにかしたい!」と思うこともあるでしょう。

・スマホで管理を一元化したい人
・医師に提出できるグラフを作りたい
・家族と情報を共有したい

陣痛アプリは、このような機能が欲しい人に選ばれています。

陣痛アプリって実際使える?

実際のところ、陣痛アプリは「使えるか使えないか、そのとき次第」ということしかできません。曖昧な評価ですが、すべての人が陣痛を迎えて出産をしているとは限らないからです。早期破水で救急車で運ばれたケースや、微弱過ぎて陣痛に気づかなかったという人も見られます。

なかには「陣痛アプリをダウンロードしたけれど、使わずに出産してしまった」という声もありました。

しかし、陣痛アプリがあるから突然の陣痛でも大丈夫!という心強さはできるでしょう。

陣痛アプリに隠されたリスクを知っておこう

一番怖いのは「陣痛アプリに隠されたリスク」です。筆者個人の意見となりますが、陣痛アプリはなくてもOKだと思っています。
スマホが主流となる前は、ガラケーでした。筆者が出産をしたころはまだスマホが出始まったばかりのころ。アプリはなくすべてケータイからWebブラウザにアクセスして情報を収集している時代でした。

それでも病院へ向かい出産はできているので、必ずしも陣痛アプリを使う必要はないのです。

①正しく陣痛の記録ができないかもしれないリスク

アプリに陣痛の始まりや終わりを記録することで、1回あたりの陣痛の長さやタイミングを計算してくれます。
アプリを正しく使うためには「陣痛の始まりと終わりを正しく入力すること」が大前提です。

痛みと焦りで入力を忘れてしまう可能性も否めません。また、陣痛が来てから初めてアプリを開いたから、使い方がわからず使えないということもあるでしょう。
1度入力を忘れただけで、陣痛の記録にラグが生じてしまいます。過去にさかのぼって入力できる機能があればいいのですが、陣痛の焦りからその操作ができない!ということもあるでしょう。

これによって、正しい陣痛管理ができないことも考えられます。

②入院の好適タイミングを逃してしまうリスク

初産婦の場合「陣痛が10分間隔になったら入院のタイミング」と言われています。しかし、出産エピソードは人それぞれで、10分間隔になるのを待って入院したら、移動中に出産してしまった!ということもあるようです。

また「様子をみましょう」というような、趣旨のアプリからのアドバイスにのんびり構えてしまったという声も。一番のリスクはアプリからのアドバイスを信頼してしまうことです。

③出産リスクが隠れている可能性

陣痛が起こる前に「おしるし」や「破水」が起こっている可能性もあります。おしるしは生理のような出血があるので、おしるしの対応について産院へ相談することもできます。
破水は子宮から羊水が漏れ始めている状態で、出産前に起こりやすい状況です。尿漏れなどと勘違いすることもあるでしょう。

陣痛アプリのアドバイスは「陣痛の間隔」に特化しています。このほかの症状や状態については管理外となる場合が多いので、入院した時には別の処置が必要になったということも。

④広告が頻繁に出て、そもそも使えない

最近の一部のアプリでは頻繁な広告表示が問題となっています。特に陣痛の計測中に広告が現れるとストレスを感じることも。使いやすさや情報の正確性を重視する中で、広告の頻度に不満を持つユーザーも増えています。開発者は使い勝手を最優先に考えるべきで、ユーザーも有料版の検討や解決策を模索することが大切です。陣痛アプリは重要な情報源ですが、広告問題を解決することで、より信頼できる環境を整えることが求められます。

⑤個人情報が利用されるリスク

神経質になる必要はありませんが、アプリ登録に当たってメールアドレスや携帯電話番号、生年月日などを登録するタイプのものは、個人情報漏洩に注意しなければいけません。
陣痛アプリの場合、利用する属性が特定されているため、「妊娠中の女性のデータ」を搾取される可能性も否めません。
また、運営元の都合で突然にアプリの管理サービスが終了することも。

こういったリスクは、信頼できる運営元が提供するアプリをダウンロードすることで軽減できます。

陣痛アプリは参考として使うのがおすすめ

陣痛アプリは「陣痛に気づいたとき」に使うものです。陣痛に気づき分娩するまでの間しか使わないアプリなので、必ずダウンロードしなければいけないものではありません。

しかし入院のタイミングがわからない、陣痛の痛みについてわからないということもあるでしょう。参考程度にアプリから情報を得ることで、自分の今の状況が客観視できるでしょう。大きな痛みになることもありますが、焦らず慌てず対応していきましょう。

陣痛アプリの情報にとらわれることなく、不安や心配なことがあれば分娩予定先の産科や助産施設に相談をしてくださいね。


妊娠中期~後期に情報収集をしダウンロードを行い、使い方を確認しながら、いざ陣痛が始まったときにきちんと使えるようにしておきましょう。

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