健康や美容にいいと聞いて、赤ちゃんのためにも妊娠中にDHAサプリをはじめてみたい人もいるのではないでしょうか?
でも、サプリメントの中には妊娠中には使用を避けるべきものも含まれています。今回はDHAやEPAサプリについて、妊娠中の女性が使えるか解説していきます。
そもそもDHAサプリって何?
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DHAは、ドコサヘキサエン酸と呼ばれる栄養素の一つです。
海の食材から多く摂取できる栄養で魚や海藻、貝類などに含まれています。
魚などから抽出された成分を凝縮したものがDHAサプリとです。
魚を食べるのが苦手な人がDHAの不足をサプリで補いたいときに使うと便利ですよ。
DHAサプリに期待できること
脳や神経の働きを整えると言われるDHAは、ほかにも体の機能をサポートする役割があると考えられています。
体の中では、脳に多く見られることから日常生活の食事にDHAを適度に取り入れてみるとよいかもしれません。
また、中性脂肪を整える働きも期待できるため、お腹まわりが気になる方をサポートする役割も期待できます。
DHAと似ているEPAとは?
エイコサペンタエン酸とも呼ばれるEPAは、DHAと同じように魚などに多く含まれる成分です。
EPAは、DHAと同じく中性脂肪を調整する働きや血の流れを整える働きが期待されています。DHAのサプリで一緒に含まれていることが多い印象です。
食材では、DHAとEPAは両方とも青魚に多く含まれているので、適度に食卓に並べてみてください。
DHAは一日どのくらい摂取するといい?
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年齢よって推奨量は変わるものの、DHAは30歳代の女性で一日おおよそ1.6g必要と言われています。妊娠中の女性も同様です。
食べ物に換算すると、1日分の相当量は焼きサンマ1尾分程度、鮭の切り身1枚分になるそうです。
あくまでも目安なので「必ずしも摂らなければいけない」と気を張らず、気軽な気持ちでメニューに含めてみてください。
DHA・EPAサプリは妊娠中期以降はNG!
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DHAは、不足すると皮膚疾患が起こりやすくなります。また妊娠初期には赤ちゃんの神経組織の合成のために必要だともいわれています。
しかし、毎日魚類を食べることができれば、妊娠期に必要なDHAやEPAは網羅できる状態です。サプリに依存しなくても毎日の食事ができればOKです。
妊娠中期以降はNGの理由
DHAやEPAの効能として、血液を固まりにくくするというものがあります。高脂血症を予防するという観点ではよいといわれるものですが、妊婦がEPAやDHAのサプリメントを常用するのは禁忌とされています。
出産には出血を伴いますので、血が止まりにくくなるというデメリットが出てしまいがちだからです。ある程度食事ができていれば、サプリメントは避けましょう。
栄養士さんに相談をしながら正しい栄養摂取を!
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血液をサラサラにしてくれる成分であるDHAやEPA。赤ちゃんの神経組織の合成のためには必要な栄養素です。食事から網羅できるので、サプリメントをあえて摂取する必要はありません。
また、出血が止まりにくくなるといった弊害もあるため、妊娠中期以降はDHAやEPAのサプリメントを摂取は避けましょう。栄養士さんと相談をしながら正しいサプリメント生活をしてくださいね。