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産後クライシスってなに?どんな夫婦にも訪れるって本当?

コラム

産後クライシスという言葉を聞いたことがありますか?聞いたことがあるけれど、どのような意味なのか分からないという人も多くみられます。ここでは「産後クライシス」について簡単に説明いたします。産後クライシスは「どんな夫婦にも訪れる」といわれていますが、これは本当なのでしょうか?

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産後クライシスとは?

「産後クライシス」とは、産後数年間に起こる夫婦危機を指しています。
出産後、子供がいることによって発生する夫婦間のすれ違いが「離婚したい」という気持ちを生み出すともいわれています。

産後クライシスはどんな状況?

産後クライシスでは「女性側の気持ち」がクローズアップされることが多いのですが、「男性側」が原因となることも考えられます。
産後クライシスかも?と思ったときは、次にあげる状況を当てはめてみましょう。
しかし、すべての夫婦にこれらが当てはまるとは限りません。参考程度にとどめてくださいね!

パートナーに愛情を感じなくなった

「なんでこの人と一緒にいるんだっけ?」何かの拍子に考え込んだ経験はありませんか?

・買い物に付き合ってほしいのに、仕事や接待で家にいない。結婚している意味がない
・オレよりも子供ファースト。付き合っていたころや結婚したてのころの気持ちはもうない

このような気持ちに気づいてしまうと、離婚というキーワードがよぎることもあるでしょう。

パートナーに触られたくない

「実は、一指たりとも触れてほしくない…」お互いがそのように思っている夫婦も少なくないようです。とくに妻は赤ちゃんの清浄さに日々癒されているので、夫の汗臭さが気になってしまうことも。
また「子育てで疲れているのにセックスを迫ってくる」状態にうんざりしてしまうこともあるようです。

夫もしかりで、子供を産んだ妻に触れなくなったという人も見られます。

とにかく不満しかない!

・セックスを拒まれて不満
・仕事に疲れて帰宅したのに、家事分担だ、子育て分担だと畳みかけられて不満
・お金を貯めたいと言っているのに、なぜギャンブルや嗜好品につぎ込むのかが不満
・相手がイライラしているのが不満
・子育てや家事に非協力的過ぎて不満
・私を女性としてみてもらえず不満

夫や妻それぞれに不満が募っている状態です。第三者から見れば「そんなことで不満を持つの?」とびっくりするような内容でも、当事者の間では切実な問題となってしまうのです。

お互いに理由が見えない冷戦状態になってしまうことも

・この人に何かを言うとイライラするから、口をききたくない
・なんで無視されているのかわからない
・何かを言うとすぐに相手がけんか腰になるから、口喧嘩が絶えない

お互いになぜイライラするのか、なぜ無視されているように感じるのか、その理由が全く見えていない状態も「産後クライシス」の特徴の一つです。

理由を聞きたくても、相手がピリピリしているから聞けずじまいという状況から、お互いが意固地になってしまうこともあるようです。
言いたいことがあるそぶりを見せているのに、なぜ相手は委縮してるんだろう?その態度がムカつく。

というように、どんどん取り返しがつかない方向へ進んでしまうことも。

産後クライシスが起こる原因があります!

ホルモンの変化による産後ママの「ガルガル期」

出産を終えたばかりの動物は、あらゆることに敏感になります。子供を守るために神経を研ぎ澄ませ、外敵から襲われないよう集中しています。出産直後の母犬や母猫の様子を見に行くと、威嚇された経験はありませんか?

人間の母親にも同様の状態が起こっているととらえてください。いわゆる「ガルガル期」などと言われる状態です。子育てに集中するあまり周りが見えなくなっている状況に陥っている可能性も。
また産後のホルモン分泌の変化によって情緒が不安定になることも考えられます。

ホルモンの変化で意味もなくイライラしている、夜間授乳で疲れているなど神経が消耗した状態であることも考慮しましょう。

妻が性の対象として見られなくなった

子供を産んだら、突然に体も心もママモードに変わってしまった。それに、セックスと出産が直結してしまった瞬間、妻を性対象として見れなくなってしまったという男性もいます。
しかし、自身の性欲と折り合いをつけなければいけない場合もあり、家にいたくないと思うこともあるようです。

セックスが怖くなった

「ガルガル期」の余波とも言えますが、出産すると「産後すぐのセックスが怖い」と感じる女性も見られます。

・産後検診を終えセックスの許可が出たけれど、会陰切開の痛みを感じたばかりに挿入が怖い
・「セックス=妊娠」の図式が出来上がり、妊娠中のマイナートラブルや陣痛経験の繰り返しは避けたい
というように、性に対して消極的になってしまうこともあるようです。

また、赤ちゃんのお世話で24時間体制で対応しているのに、夫の性欲処理に付き合えない!と憤るママもいます。
触られても性的に感じないということもあるでしょう。
夫のものではなく、赤ちゃんのものだから触ってほしくないと主張するママもいます。

赤ちゃんが生まれたことによる生活リズムの変化

触れば壊れてしまいそうな赤ちゃんの存在は、これまで自由奔放に過ごせた夫婦の生活を天地から覆してしまいます。とくにママは家計の心配、子育ての不安などに押しつぶされそうになってしまうことも。

「赤ちゃんがいること」自体が足かせとなり、ストレスを生み出してしまいます。もちろん「赤ちゃんがいること」は、パパの生活にも大きな足かせとなる出来事です。
お互いに閉塞感を感じてしまうこともあるようですね。

産後クライシスは解決できる?

「なぜかイライラして八つ当たりしてしまう」「そばにいてほしいのに、母親である妻が高尚すぎて触れなくなった」

きっかけはこんな些細なところからで、雪だるま式にお互いのモヤモヤが積算した状態が産後クライシスであるとお伝えしました。もう後戻りはできないのでしょうか。

産後クライシスは解決できます!

女性側の問題は、女性ホルモンの分泌の変化と体の変化がかかわっています。赤ちゃんが夜にぐっすり眠ってくれるようになったころや、母乳育児がひと段落すると、ホルモンの変化も落着き妊娠前の体の状態に戻っていきます。会陰切開のダメージもこのころになるとほどんどなくなっているでしょう。

産後1年以内に母体の快復はほぼ完了していますし、多くの女性は生理も再開しています。
ここで、産後クライシスから抜け出している夫婦も少なくありません。

しかし「二人目問題」がこじれてセックスレスに発展する夫婦も見られ、産後クライシスが長引いてしまうケースも見られます。

脱却のカギはずばり「寄り添いとコミュニケーション」

お互いに「疲れている」「癒しを求めている」など口にしなくても察してあげられる関係性になれればよいのですが、人間は神通力など持ち合わせていませんので、それは難しい話です。
きちんと自分の気持ちが伝えらえるようになりましょう。もちろん、極端な主張やケンカ腰になるのはNGです。

相手の話に耳を傾け、「そっか」と受け止めるだけで、話をした相手は「寄り添ってもらえた」と満足します。
また話をしてくれた相手の気持ちがわかれば、自分のモヤモヤも払しょくできるのではないでしょうか?

相手の気持ちがわかれば「自分は相手のために何ができるか」を考えることができます。産後クライシスで愛情などの気持ちが覚めていても、これって夫婦ならではの関係性ですよね。

まずは「産後クライシス」に気づくことが第一歩!

些細なことでケンカになる、八つ当たりをしたくなるなどの状況は、産後クライシスとも言えます。この事実に気づき、なぜお互いにこうなってしまったのかを話し合うことで解決することがほとんどです。
相手の気持ちを受け止めること、理解することで「自分は、どうすべきか」を考えるきっかけになることでしょう。

妻側も自分の気持ちに気づき、どうしたら好転できるかを模索するきっかけになります。

意外と簡単な解決策ですが、ここに至るまでが難しい事柄ですよね。論旨がまとまらなくてもいいので、まずは話をしてみましょう。話をしていくうちに整理がつくこともありますよ!

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