育休中から親子でできる知育を探しているママにおすすめしたいのが、「モンテッソーリ教育」です。知能開発系の塾に通うことなく自宅で導入できるのでおすすめの家庭教育法です。ここでは簡単なモンテッソーリ教育についてご紹介します。
モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育は、「子どもには自分で自分を教育する、育てる力がある」という「自己教育力」の考えを根底に考えられた教育法です。
出典: https://benesse.jp
モンテッソーリ教育は主に小学校へ上がる前の子供たちを対象とした教育法です。自己教育力というと、難しく響いてしまいますが、意訳すれば「自分で考える力を伸ばす、主体性を養う」といった導き方を行います。
小さな子供だと、どうしても親が手を差し伸べたくなりますが、その分「自分で考えること」ができない子供に育ってしまいます。「何かあれば親が手助けしてくれる」といった別の安心感を与えてしまうことに。もちろん、親の手助けも必要ですが、親に頼る前に自分で何ができるか考えることって必要ですよね。モンテッソーリ教育は、自分で考えて行動する力をグンと引き延ばしてくれます。
モンテッソーリ教育の目的
モンテッソーリ教育の目的は、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことです。
出典: https://www.braves.co.jp
こちらも意訳すれば「主体性を持ち向上心を持つ子供に育てる、責任を持って行動できる思いやりを持った人へ育てる」というように解釈できます。
特段の教育法は必要なく、普段の生活の中でもはぐくむことができます。
この場合、「放任、子供任せ」という勘違いが生じてしまいますが、周りの大人は子供の成長を促すための「援助者」として寄り添うことが求められます。
モンテッソーリ教育を遂行するために
モンテッソーリ教育は、子供が自発的に考え意欲的に活動することを尊重します。でも、まだまだ小さな子供は「何もない状態から遊びを生み出す」ことはできませんよね。これができるようになるのは2歳~3歳を過ぎたころからです。0歳からモンテッソーリ教育を行う場合は、好奇心を刺激するような教具(おもちゃ)を準備し、環境を整えてあげることが重要です。
家庭で取り入れるモンテッソーリ教育のポイント
本来ならば専門的な知識をもった「教員」がいることが望ましい環境だといえます。モンテッソーリ教育は、普段の生活の中でも取り入れられる教育法だと受け止めることができます。ママやパパが教員となって、幼稚園入園までの環境を整えてあげることはできるでしょう。
家でできるモンテッソーリ教育導入のポイントをあげました。
日常生活を大切にする
まずは、「おはよう」から「おやすみなさい」までの一日の流れを大切にしましょう。一日という概念から、1週間、1か月、季節や一年という流れを感じてもらうこともいいですね。
0歳児ちゃんはまだまだ1日の概念が備わっていません。だからこそ、無理にルーティーンを押し付けるのではなく、お風呂に入ったらねんねの時間、おはようをしたらお顔を拭いてお着替えというような流れを自然に作っていきましょう。
赤ちゃんと一緒に遊ぼう
モンテッソーリの教具があれば一番ですが、自宅でそろえる必要はありません。代替の知育玩具などで十分ではないでしょうか。まずは遊び方を赤ちゃんに教えましょう。ここで注意したいのは、教えるべきは「おもちゃの使い方」ではなく「おもちゃでの遊び方」です。手で触ったら音が鳴った、ボタンを押したらどうなるだろう?といったプロセスを赤ちゃんに預けてください。
赤ちゃんが何かを見つけた時には、一緒に喜んであげること。危ない使い方をしないように見守ることがパパやママの任務です。
語彙と数の概念は言葉がけから
0~2歳までは言葉の発達を促す時期です。また、五感が養われていきます。援助者であるパパとママは積極的に声がけしていきましょう。おむつ替えのときには「おしり気持ち悪かったね、すっきりしたね」というように感覚と言葉を結び付けていきましょう。
ご飯の時は「おいしい」だけではなく「甘い、酸っぱい、しょっぱい」などもプラスすれば味の違いと言葉が結び付きやすくなります。
また、おもちゃで遊んだ後のお片付けの時は、「一つ、二つ」と数を数えながらおもちゃ箱へ入れるなど促すと、数の概念も身に付きますよ。
モンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園情報を探す
モンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園などは数多く、もう少し力を入れてわが子に取り入れたいというのであれば、幼稚園を探す方法も一案です。プレクラスなどを利用して、モンテッソーリ教育ををママも学ぶと、家庭でさらに取り入れやすくなることでしょう。
幼稚園の雰囲気などもわかるので一石二鳥です。
気軽に幼児教育を取り入れましょう!
モンテッソーリ教育の序盤は日常生活の中で成り立ちます。子育てで子供へのアプローチがわからないという場合も、声がけや一緒に遊ぶといったところから始めましょう。その時は、わが子が自分で考える力を伸ばしてあげられるよう、見守ってあげてくださいね。
あとは、幼稚園などモンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園へのプレクラス利用などで徐々に本格化していくといいですよ!