こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。
5月に入り、お天気の日に外遊びをすると汗ばむことが多くなりましたね。
今日は、赤ちゃんのおやつや飲み物についてのお話をしたいと思います。
赤ちゃんにとっておやつは食事
赤ちゃんにとって、おやつは第4第5の食事と言われています。
赤ちゃんの胃袋は小さいですよね。
一度にたくさんの栄養素を取り入れることができないので、おやつで栄養やエネルギーを補充するのです。
いつからおやつを食べるの?
赤ちゃんのおやつ売り場に行くと〈7ヶ月から食べられます〉といった感じで箱に書かれていますよね。
私の意見としては、7ヶ月からおやつを食べるのは、まだ早いです。
おやつは3回食がそれなりに食べられるようになり、3回の食事だけではの足りなくなってから食べるもの。
ですので、与えるのは1歳を目安にされるといいかなと思います。
なにを食べればいいの?
〈おやつが食事〉と言われると、何を食べさせればいいか悩んでしまうかもしれません。
でも、難しく考えないでください。
私がオススメしているにはおにぎりです。
1歳なりたての赤ちゃんに普通ご飯のおにぎりは食べにくいので、私の保育所では、3倍かゆや軟飯で作っています。
シンプルに白いおにぎりも美味しいですし、中に入れるものは、しらす、さつまいも、かぼちゃ、青のり、すりごま、チーズ。何でもok。
ふりかけでもいいですが、市販のふりかけを使う場合は、裏面表示を確認してください。
多くの市販のふりかけには、赤ちゃんには与えたくない調味料や添加物が含まれています。
おにぎり以外にも、蒸かしたお芋、蒸かしたかぼちゃ、湯がいた野菜、枝豆、とうもろこしなど。
素材そのものがおやつになります。
赤ちゃんにおすすめのチーズは?
チーズは、高脂肪で塩分も多い食品です。
赤ちゃんにおススメのチーズは離乳食中期から食べられるカッテージチーズです。
クリームチーズは、高脂肪ですが塩分少な目。
離乳食完了期から食べられます。
プロセスチーズやピザ用チーズは脂肪も塩分も多めなので離乳食完了期の後半以降に。
どのチーズも離乳食期には、風味程度に使う程度にとどめます。
市販のおやつは食べないほうがいい?
手作りおやつが理想。
とはいえ、毎日作りはママに負担がかかります。
もちろん、市販のおやつでもokです。
選ぶ時のポイントは、
・米菓子、麩菓子などシンプルなもの
・添加物、調味料が少ないものを選ぶ
私の保育所でも、おやつで市販のお菓子を購入することがありますが、
選ぶ時は、「うるち米、塩」などシンプルな原材料名のお菓子を選んでいます。
原材料名を見て私が分からない食品名が書かれているものは除外します。
例として<赤ちゃんせんべい>は、シンプルでおススメします。
ママが最初に味見して「濃い味ではないかな?」と確認してみるのもいいいですね。
私は、今でも小学生の子どもたちのおやつ選び、上記を意識しながら買っていますよ。
果汁100%ジュースは飲んでいい?
果汁100%というと、身体に良さそうな感じがして。
ついつい与えてしまうかもしれません。
私も食のことを勉強するまでは、手軽に姪っ子に飲ませていました。
ですが、ジュースは赤ちゃんには飲ませないでほしいと思います。
その理由は果糖が多いから。
1つのオレンジを絞って、どれだけの果汁がとれますか?
おそらく200ccとれませんよね。だけど、ジュースだったら200ccすぐに飲めちゃいます。
もし、どうしても赤ちゃんに与える場合は、倍以上の湯冷ましで薄めて、少量だけにしてくださいね。
ジュースは嗜好品で水分補給に飲むものではありません。
赤ちゃんだけでなく、幼児さんも。小学生になっても。これは同じです。
我が家のマイルールを作る
私がオススメしているのは、ママに我が家のマイルールを作ってもらうこと。
我が家の場合は、市販のお菓子とジュースは、パーティーや外出の時だけ。
1週間のうちに市販のお菓子とジュースが登場しない事もあります。
これは小学生になった今でも続けています。
もちろん、スナック菓子やチョコレートを禁止しているわけではありません。
市販のお菓子は、時々の楽しみにしようね。と言っています。
我が家のマイルールが定着すると、子どもたちはそれに順応します。
中学生、高校生になると、友達との付き合いもあり、外でイロイロ食べる経験を始めます。
親が管理できる小学生の間は、私が、おやつの基礎を作ってあげたいなと、考えています。
赤ちゃんのおやつ。
難しく考えず、取り組んでみてくださいね。
最後に、手作りおやつのレシピをご紹介します。
【離乳食レシピ】手作りおやつ
《シンプル》
コーンと青のりのやわらかおにぎり
【材料】
軟飯 60g
コーン 小さじ1
青のり 少々
【作り方】
1.軟飯を炊く
2.コーンは薄皮を取る。
3.軟飯とコーンと青のりを加えてひと口サイズの小さいおにぎりにする
《シンプル》
蒸しさつまいも
【材料】
さつまいも 50g
【作り方】
1.さつまいも、皮をとり 1cmスティック
2.蒸し器で蒸す
*蒸し器がない場合は、フライパンに水をはり、耐熱の器にさつまいもを入れて、フライパンに蓋をすると蒸せますよ!
《シンプル》
焼きバナナ
【材料】
バナナ 60g
【作り方】
1.バナナをスライスに切ってフライパンにいれて弱火で焼く
《少しだけ頑張る》
じゃがいもとほうれん草のお焼き
【材料】
じゃがいも 60g
ほうれん草 5g
すりゴマ 小さじ1/2
片栗粉 小さじ1
【作り方】
1. じゃがいもを湯がいてこふき芋にする
2. ほうれん草はゆがいて5mm
3. じゃがいもを細かくつぶす
4. 材料すべて混ぜる
5. お焼きの形にしてフライパンで、弱火でじっくりと両面焼く
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