【離乳食を楽しもう!】まずは基本の和だしで離乳食を学ぼう!

離乳食・ベビーフード

はじめまして!離乳食インストラクターの中田馨です!

今日からママエさんで、離乳食にまつわるお話しをさせていただくことになりました。
よろしくお願いします!

始めに私の自己紹介をカンタンにさせていただきますね。

私は2人の子どもの母でもあります。短大卒業後からずっと保育士として働いており、保育士歴18年。
0歳~2歳までのお子さん対象の家庭保育所の施設長をしています。

そんな私ですが、自分の子どもの離乳食をきっかけに離乳食を勉強しはじめ、2014年9月に離乳食インストラクター協会を設立しました。兵庫と東京を中心に離乳食時期のお子さんをお持ちのママへ離乳食の情報やレシピの提供、離乳食講座の開催、離乳食インストラクター養成などの活動をしています。

【離乳食を楽しもう!】クックパッドベビーで大人気!離乳食インストラクター協会代表理事・中田馨(かおり)さんのレシピがスタートします!

https://dcolle-mothersbag.jp/articles/2800

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離乳食のルール

さて、今日は、離乳食の基本のお話しを交えながら進めていきますね。

赤ちゃんに離乳食を与える時にはルールがイロイロあります。どれもこれも大切なものばかりなのですが、私が特に重要に思っていることがあります。

離乳食は「飲み込む、噛む」という能力を練習する期間

赤ちゃんは生まれながらに哺乳能力を持っています。しかし「食べ物を噛む、飲み込む」という能力は持っていません。

これらの能力は練習をして獲得するのです。寝返りやうつ伏せ、お座りも練習して上手になりますよね、それと同じですよ。食べる量ばかりにフォーカスしなくて良いということです。

食材の種類、大きさ、硬さを守る

離乳食は、月齢によって食べることのできる食材の種類・大きさ・硬さが違います。それは赤ちゃんの身体発達に合わせているからです。

赤ちゃんの月齢に合わないものを食べることで、のどに引っ掛けたり、内蔵に負担をかけることもあります。月齢に合った食材、大きさ、硬さを守ると安心できますね。

調理法を守る

離乳食の基本は「煮る」です。

油を使った「炒める・揚げる」は、基本的にしません。大人が生で食べられる食材(野菜、お刺身など)も火を入れます。

赤ちゃんの成長や体調に合わせる

離乳食の本には、月齢に合わせた進め方を書いています。しかし、赤ちゃんによって発達は違います。寝返りやハイハイも個人差がありますよね。離乳食も同じ。

早すぎるのはおススメしませんが多少ゆっくりでも問題ありませんので、赤ちゃんに合わせて進めてくださいね。

ママが100点を目指さない

ママが100点目指していませんか?

「絶対に手作りじゃないとだめ」とか
「赤ちゃんに完食してほしい」。

私は長男の時こう思っていました。100点を目指すと、どこかで歪が起きます。100点が50点になった時、ママはとっても疲れてしまいます。ですので、最初から50点を目指しましょう。

「たまにはベビーフードのお世話になろうかな」
「1/3くらい食べてくれるといいな」

と自分の中のハードルをラクなところに置くだけで、気持ちもラクになると思いますよ!

大人ご飯からカンタンに応用できる離乳食レシピ

では、今日は、大人ご飯からカンタンに応用できる離乳食レシピをお話ししますね。

レシピをご紹介する前に。

私がおススメしている離乳食は和食を基本にした「和の離乳食」です。

「それって難しくないの?」と思うかもしれませんが、とっても簡単!
特別に離乳食だけを作るのではなく、同じ材料で大人の料理も作れるのは必見です!今日ご紹介するレシピでは、大人も赤ちゃんも、お出かけの時のお弁当に一品入れやすいメニューも紹介します。

まずは「和の離乳食」の基本。黄金色の「かつお昆布だし」のつくりかたです。

だしをとるってハードルが高く感じるかもしれませんが、チャレンジしてみたら「あれ?こんなに簡単なんだ!」と思えます。

私の講座を受けに来てくれたママさんから、「だしを変えてパパとお兄ちゃんの汁物、煮物の食べ方が変わった!」というお話をよく聞きますよ。

黄金色のかつお昆布だしは、赤ちゃんだけでなく家族も幸せにしてくれます。

かつお昆布だしの作り方

【材料】
かつお節20g
昆布8cm程度1枚
水1リットル

【作り方】
1.昆布を水につけて、一晩おく
2.1を火にかけて沸騰前に取り出す
3.かつお節を入れ沸騰直前で火を止めかつお節をしずめる
4.ザルに布巾をかけてこす
黄金色に出来上がれば大成功ですよ!

さて、今からこのかつお昆布だしで作った、簡単レシピの紹介をしますね。

鮭とじゃがいもの煮物(離乳食後期~おススメ)

お弁当にも持って行きやすい手づかみができるメニューです。
鮭は塩鮭ではなく、生鮭を使って下さいね。

【材料】
かつお昆布だし250㏄
生鮭15g
じゃがいも20g
しょう油0.5ml

【作り方】
1. じゃがいもは皮をむき5mm~1cm角に切り水につけてアクとりをする
2. 鮭は骨と皮を取り除く
3. 鍋にかつお昆布だしとじゃがいもを入れて煮る
4. 鮭も加えてよく火を通す。
5. しょう油で風味づけ

*お皿に盛り付けする時、鮭をほぐします。
骨がないか再度確認しましょうね。

にんじんともやしのゴマ和え(離乳食完了期~おススメ)

いつものゴマ和えにほんの少しおだしを加えるだけで、赤ちゃんの食べっぷりが変わります!
にんじんのオレンジと、もやしの白の彩きれいなゴマ和えです!

【材料】
にんじん10g
もやし5g
すりごま小さじ1/2
かつお昆布だし小さじ1

【作り方】
1. にんじんは1cm程度の千切り、もやしは5mmに切る
2. にんじんをゆがく。軟らかくなったらもやしもゆがく
3. ザルで湯切りする
4. 分量のゴマとかつお昆布だしを和える

豆腐と緑黄色野菜のトロトロ煮(離乳食中期~おススメ)

そのままたべてもOK。お弁当として持って行く時は、おかゆやうどんの上にあんかけにしてもOK。
片栗粉の量を減らせばトロトロのスープに変身します。アレンジできるメニューですよ!

【材料】
かつお昆布だし300ml
豆腐15g
にんじん10g
ほうれん草5g
玉ねぎ5g
水溶き片栗粉大さじ1
(後期以降、しょう油0.5ml)

*レシピは離乳食中期のものです。
後期以降はお子さんの発達に合わせて食材の大きさを変えてくださいね)

【作り方】
1.にんじんは1cm幅のスライス、ほうれん草は葉っぱを使う。豆腐はみじん切り
2.かつお昆布だしでにんじんを煮る
3.軟らかくなってきたらほうれん草も煮る
4.鍋から取り出してみじん切り
5.鍋に戻して豆腐と一緒に煮る。しょう油で風味をつけて水溶き片栗粉でとろみをつける

*水溶き片栗粉は鍋の具材に合わせて量を調節してくださいね。
水と片栗粉の割合は1:1

どのレシピも、カンタンです!
是非チャレンジしてみてくださいね。
ママの離乳食ライフが楽しくなるようなお話しができたらいいなと思っています。
これからもよろしくお願いします!


この記事のライター
中田馨

中田家庭保育所所長/一般社団法人離乳食インストラクター協会代表
著書『いっぺんに作る赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)『イヤイヤ期専門保育士が答える子どものイヤイヤこんな時どうする100のヒント』(実務教育出版)

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